お客様の声の完成形に挑む

本書では、お客様の声を「実績の表現」を目的に作成すべきだと解説しました。また、書籍でも本HPコラム「社労士が年収1000万円稼ぐ方法をもう一度考える」の「ブランド厚化粧の弊害」でも記載いたしましたが、ブランドの正しい構築方法の一つであるべきなのが「お客様の声」だと言えるでしょう。

クライアントの写真と文章、あるいは映像でのお客様の声は、創作した文章に敵わない魅力と効果を持っています。これは、無理やりニックネームのような肩書きを自分に付けるより、よほど効果があるといえるでしょう。

お客様の声には3つのグレードがあります。
以下に参考例を提示しますのでご覧下さい。

1.文章のみのパターン

<参考>----------------------------------------------

若くて開業したばかりの先生でしたので不安でしたが、こちらの意図を汲んだ取り組みをしていただけました。今後ともよろしくお願いいたします。

東京都 製造業A社様

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2.写真と文章のパターン

<参考>----------------------------------------------

株式会社ホライズンワークス様

◇株式会社ホライズンワークス様◇

◆依頼した業務は?
就業規則の作成
給与計算

◆なぜ当社と契約したのですか?
豊富な知識と実務経験の豊かさから的確なアドバイスがいただけるのでお願いしました。

◆はじめて会った印象は?
フットワークが軽い。経営者視点がある。ミスが全く無い。

◆依頼してみてどうでしたか?
業務をアウトソーシング出来たことで、社長である私のワークタイムが増えました。また、社内の人的相談にも快く応じていただき助かっています。

◆最後に私にメッセージを
今後も様々な相談をすることになると思います。
どうぞよろしくお願いします。

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3.映像のパターン

<参考>----------------------------------------------

稲田部長様

ホテルニューアルカイック様とのお付き合いは、会社設立当時からのものです。阪神間の中心となるホテルで、多くの社長が会合で集まったり、世界的なイベント、著名人の講演会なども開かれる都ホテル近鉄ホテルチェーンのひとつです。いまは、このホテルの1階に私のオフィスがあります。

ホテルニューアルカイックHP

社労士久保貴美よりコメント

ホテル業界というと、24時間年中無休で営業をしているわけですが、コンプライアンス遵守は当然のことながら、フロント、宿泊、宴会、ブライダル、レストラン等、すべての部署で働くスタッフが、いかに明るく楽しく仕事に取り組むかを常に経営者が考え、まさしく全員野球のような会社です。人を大切に、人を活かして現場力のある会社です。

※久保社労士法人HPより引用
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さて、どのお客様の声が印象に残りましたか?
映像はもちろんインパクトがあるコンテンツです。文章のみは例外としても、それぞれのメリットとデメリットを考慮した上でお客様の声作りをする必要があるのはいうまでもありません。

【お客様の声の収集にあたって】

「労使トラブル」「助成金」のクライアントからお客様の声を収集することは不可能に近く、人事労務の業務が大部分を占める場合、社名を公開することにすら拒否反応を示すことは珍しくありません。

そのため、「顧問契約」「就業規則」「給与計算」の業務クライアントには積極的に収集をすべきです。当然、断られることも多いと思いますが、ホームページの活性化、媒体化のためにも作成しなければなりません。

【効果的な「お客様の声」とは】

弊社が推奨するお客様の声には以下の要素を含む必要があると考えています。

・何に困って何を依頼したか
・依頼してどうなったか
・先生のパーソナリティはどうか
・先生からの会社紹介

特に最後の「先生からのクライアント評」に関しては、社会保険労務士としての視点でクライアントの組織がどのように優れているか、あるいは社内風土や文化がどんな感じなのかのコメントをすることで、単なるユーザーの声に留まることなく、専門家であるアピールが出来ます。

また、クライアントをティーアップすることでホームページへの掲載がしやすくなる利点もあるでしょう。

【お客様の声の完成形とは】

お客様の声を掲載した際のインパクトを考慮すると以下が考えられます。

・社会保険労務士にとっての実績PR
・掲載クライアントにとっての紹介のされ方
・閲覧者への影響

これら3社にとって良い影響を及ぼすものが最終形であるべきですので、社会保険労務士は「リアルなお客様の声を数多く作成すること」、掲載企業は「社労士から自社を高評価されていること」、最後に閲覧者にとっては「依頼のきっかけになる要素があること」を加味しなければならないといえます。

また、インターネットマーケティングにおいては「閲覧者への影響」への比重が大きくなりますので「ケーススタディ」として、実際のクライアントを参考例とし、お客様の声と融合させたコンテンツが出来れば、全ての要件を満たす内容になります。

このように、既存の型などにとらわれず、関係者全てが満足するコンテンツ作りこそが、人的フィールドでの専門家である社会保険労務士の使命だともいえるのではないでしょうか。

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