事務所ホームページの価値評価

本書では「事務所の価値を高める」という観点で、客観的な社労士業界のイメージと、それを払拭し、向上していくことを論じました。

それでは、話をインターネットに移すとどのようになるのでしょうか。
考察していきましょう。

ホームページの価値

ホームページの価値は、一般的に「データとしての価値」と「営業価値」に分かれます。

どちらを重要視しなければならないかといえば、当然「営業価値」ですが、「データとしての価値」によって導かれる価値でもありますので、どちらもバランスよく向上していかなければならないのはいうまでもありません。

データとしての価値

ホームページをデータとして見た場合、ウェイトの高い基準となる指標は以下の通りです。

ドメイン取得年月日 1年以上運用することが必須
インデックス数 ホームページのページ数。多い方が良い
被リンク数 他優良HPからのリンクが多い方が良い
カテゴリ登録 Yahoo!カテゴリなどの登録
キーワード率 SEOで狙うキーワードの比率
強調タグ HP構築の丁寧さが必須

まだ、他にも指標がありますが、上記を押さえておけばひとまず問題はありません。

  • 日々HPを更新する
  • 更新する内容にキーワードを入れる
  • 長い間HP運営する

カンタンに説明すれば、以上の通りです。リンクに関しては、今後ウェイトが落ちる可能性もありますので、まずはHPのページ数を徐々に増やすことを考えていきましょう。

営業価値

営業価値は文字通り、ホームページによる「営業貢献度」です。
営業貢献の指標に関しては以下の通りです。

告知(セールス) サービスの説明や価格をきちんと伝えられるか
集客(アクセス) 閲覧者をホームページに呼ぶことができるか
成約(コンバージョン) 閲覧者からサービスの受注ができるか

これらは、全て単一ではなく、流れで測定できますので、どこがボトルネックになっているかを判断することは可能です。

また、例えばアクセスに関してはホームページのキーワードサーチ以外にも、名刺交換や講師として受講者への告知などの方法もあります。

アクセスが膨大な量あっても、成約できないのであれば、そのホームページに価値はありません。逆に月間500程度のアクセスでも、「きちんとターゲットが訪問」「妥当性のある割合で成約」しているのであれば、後は営業努力(アクセスアップ)をすれば良いだけですので、ほぼ成功している状況だといえます。

ホームページの価値を向上させる方法は一朝一夕では不可能です。
まずは「成約」するためのコンテンツ作りからはじめてみましょう。

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